|
|
|
|
Candle JUNE(以下、C):今年10/9のシアターコクーンでひと段落して、しばらくは日本で活動しないって言ってるでしょ?
Kazunori Kumagai(以下、K):やっぱり挑戦を続けないとダメかなって。ある程度、日本でもやりましたし。
C:この間タップのフェスティバルでNYへ行ってきたって聞いたけど、ずっとNYにいた時と、ある程度日本で活躍してから行ったのって全然違った?
K:ずっとNYにいたら、きっとここまでの経験はできなかったと思います。NYの人と張り合えるくらいまできた自信はあるかな。でも、日本での活動はNYであまり知られていないから、向こうでもそれを見せたい。NYで活動する人にも示していかないと、みんなが馴れ合うから。出来る限りギリギリのラインで挑戦したいんですよね。
C:もちろんNYは本場だけど、世界の垣根がなくなってくるといいよね。同じようにどこでもクオリティの高い表現が見られればいいと思う。カズくんがこれからベースをつくり、世界中のタップアーティストが来日したりね。
K:日本にも拠点を作って、タップをやりたい人を受けていけていけたらいいですね。子供たちにも、タップに興味を持ってもらいたいし、タップをやりたい人を応援したいです。日常レベルでタップが浸透する上では自分がもっと先を行ってないとと思います。でも、タップは野球のように勝敗がはっきりしていないところが難しいですよね。
C:最後に若い子に向けて一言、メッセージをもらえる?
K:今の子たちって頭で「こうなったら、こうなって、こう」っていう未来が見えてしまう。そういう世の中でもあるしね? だから、すごく生きてくことが難しいんだろうとは思います。どこかでみんな信じることを辞めてしまうけれど、でも、ベタだけど、信じてるものは絶対だから。好きなことをやり続けて希望を持ち続けて欲しいです。
C:では、この社会を作っている大人たちには?
K:未来をポジティブに捉えて欲しいです。自分はそのためにエンターテインメントしてるんだと思うんですよね。何かに打ち込んでいかないと世の中に流されちゃうけど、何かをやり続けるとで、自分自身がだんだん磨かれていく。そしてあらゆる出来事に対して責任を持つ事だと思います。
C:この間NYでろうそくを灯していたら、何人かが「これをやっているのは誰だ」って聞いてきた。そして「ありがとう」を言ってくれたんだよね。自分のことは知らないけど、広島とかアフガンとかで灯してることに感謝されて。自分は自分のためにやってるんだけど、嬉しかった。
K:始まりは全て、自分のためですからね。
|
[BACK]
|
|
Copyright(C)2001-2010, Candle JUNE All Rights Reserved.
|
|