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Special Cover Talk

005 Candle JUNE with Kazunori Kumagai



Candle JUNE(以下、C):タップを始めたきっかけは? たぶん何千回と聞かれているかと思うけれど・・・。

Kazunori Kumagai(以下、K):改めてきっかけって言われると難しいですね。

C:うまく簡潔な言葉には出来ないよね。ひっくるめて言えば運命なのかな?

K:どうだろう。そもそもタップとの出合いは5歳の頃になります。一言できっかけを言うなら、マイケル・ジャクソン。それが一番最初に見たタップでした。マイケルがスリラーでグラミー賞をとったのを見て憧れてました。すごくかっこよくて。

C:それはエンターテイメントとしての憧れだったの?

K:そうですね。そこで表現してる人たちが単純にかっこいいなって。小学校時代、喘息でぜんぜん学校に行けなかった時なんかも、ずっとマイケルのビデオを見てました。どっぷりはまりすぎて自分とマイケルとの距離がうまくはかれず、どうしたらマイケルになれるのかを妄想していたくらい(笑)。

C:なんでタップだったんだろうね? やっぱり初期衝動が強かったのかな。

K:タップをしていると珍しいと思われるけれど、自分にとってはピアノを習うのと同じように自然な感覚で始めたことなんです。タップを始めた15歳の頃は、とりあえず教室に行ってみただけでした。そしたらだんだんはまってきた感じですね。例えばHIP HOPとか、みんなが傾倒していたものに反発するような感覚もあったけれど、やっぱりタップが好きだったんですよね。

C:多くの人はその逆だよね。みんながはまっているもののなかから選択肢を探して、そこでいかにはみ出ないようにするかを考えたりする。みんなと一緒がいやだったんだね。

K:いやではなかったけど、好きなことが周りの人たちとはぜんぜん違っていました。輪の中に入りきれないコンプレックスもありましたよ。でもある時に、がんばって輪の中に入ろうと思うのを辞めたんです。







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