● COVER TALK

千葉県館山市の南房総で生まれ育ち、新潟中越地震の追悼式典やイベントへの参加をきっかけに、JUNEと出会った吉川香菜ちゃん。故郷の美しい海のある千葉に六ヶ所村核燃料再処理工場の問題があると知ってから、その存在を知ってもらおうと女の子６人で「6peace」という活動を立ち上げた。 　今回、彼女がJUNEとともに会いに行ったのが、2003年の『ヒバクシャー世界の終わりに』、2006年の『六ヶ所村ラプソディー』に続き、2010年、3部作の最終章となる『ミツバチの羽音と地球の回転』を完成させたばかりの鎌仲ひとみ監督。最新作は2年半かけて、山口県祝島の原発問題の真実を追い、また、スウェーデンで持続可能なエネルギーを手に入れて未来を切り開く人々を取材した作品だ。 　映画『ミツバチの羽音と地球の回転』の舞台、瀬戸内海の小さな島、祝島では、すでに28年もの長い間、上関原子力発電所の建設計画を阻止するために島の住民たちが闘っている。予定地は山口県上関町田ノ浦で、祝島の対岸。周辺には絶滅が危惧される多様な希少生物も生息している。豊かな海を埋め立てる計画を阻止しようと直接行動を続ける住民のほとんどはもう、高齢者になってしまった。しかし、自然と共に暮らし続けてきた人たちは、今も、大切な島を守るためにデモ活動を続けている。（TALK:2010.04） BACKNUMBER:　[001 with JARVIS]　[002 with TAKESHI HANZAWA]　[003 with ∀KIKO]　[004 with MARK]　[005 with Kazunori Kumagai]　[006 with K-39]　[007 with Hirasawa Family]　[008 with TERA]　[009 with Hitomi Kamanaka & Kana Yoshikawa]