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Special Cover Talk

001 Candle JUNE with JARVIS



Candle JUNE(以下、C):2003年の旅では、まさにそういうことを言いたかった。自分はもう、そういう意味では大衆を目的にしてるワケじゃないんだと思ってる。生きていく上で、周りの友達や家族や出合う人たちが一番リアリティのある自分の世界だっていうしょうがなさがあるよね。だけど今、そこにも危機感を感じてて……。今だけラクだからってなにも言わないで、仮に日本がどうかなってしまったときにどうしょうもないんじゃなくて、なにかし続けたいと思ってる。とりあえずできることがあるから、ロウソクを持って行こうって。アフガニスタンには、勝手な日本人代表として謝りに行って来た。日本という国としてはやっちゃったけど、オレはそんなことしたくなかったって。でも、やっちゃったことに対するごめんなさいは、ちゃんと言いたかった。そしてそれを心ある仲間たちに伝える責任が自分にはあると思った。去年のアメリカの旅にはすごくいろんな人たちが関わってたけど、みんな旅が終わったら終わっちゃったんだよね。NYで灯したら終わり。結局、なんのカタチにもなっていないけど、戦争が続いてる以上、旅は終わっていいないんだ。

JARVIS(以下、J):うん。

C:自分ははっきり「戦争は終わらせる」って言ってる。争いは終わらないかもしれないけど、戦争というカタチでの争いの仕方は終わらせるんだって。それは堂々と言いたいし、そこに目標を置いていたい。「終わらないよ」って普通に生きてることほど、嫌な生活はないなって思うから。

J:武力での争いは最低だね。考えられない。なにも解決できない。脳の足りない人たちが、勝手に手を出しちゃう感じ。

C:みんな自分たちの生活は安全だって思ってるけど、通り魔殺人にしたってひとつのテロなワケでしょ? その人がうまく生きられなくて、だけど伝える術もなくて、聞いてくれる人もいない。そうなったらどうするかって言ったら、したいことするしかないから殺す、みたいな。ケースBYケースだから一概には言えないかもしれないけど。やられたらやり返すんじゃないよね。

J:そうじゃない見本を示していかないとね、オレはまず、アフガニスタンへ行ったことがすごいと思うよ。

C:2004年は、もう一度アフガニスタンに行きたい。謝って来たつもりなんだけど、あまりにもたくさんのものをもらったから。








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