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Special Cover Talk

001 Candle JUNE with JARVIS



Candle JUNE(以下、C):どんな行為にしても、戦争に対してなにかやっている人の方が正常だと思わない?

JARVIS(以下、J):でも、俺は例えばデモとかはどうかなーって思うんだよね。確かにやりたいことは分かるけど、今は違うやり方でできることがもっとたくさんある。日本のデモって特に寂しがり屋さんの集まりみたいなイメージがあって……。

C:特別な日にデモに参加するんじゃなくても、日常の中でできることがあるはずだよね。

J:絶対ある。しかも、それは自分で時間を割いてやるものでもあると思う。戦争だけじゃなく、環境についてもそう。そういう生活が当たり前だよね。けれど、自分の周りしか見えていない人が多すぎる。「未来に残される自分の子供のことは?」って、つい聞きたくなっちゃう。

C:自分の周りしか見えていない人がホントに多いね。イラク戦争に賛成してる日本や、自衛隊を送ろうとしてる日本がいて、それになにもしない人っていうのは知らずに賛成してるんだと思う。

J:そう思うしかないよね。なにも言わない人については。

C:だから反対だったら「反対」と言っておかないと。それは例え小さな活動でもいいのかもしれない。日本が特別って訳じゃないけど、日本にしかできないことっていうのも、もっとあるような気がするんだよね。なのに、戦争やテロが起こっても、みんな平気でいられるってことは、もうそこまで全体が壊れてるってことだと思うよ。例えばテレビに出てる人全員が「イラクに自衛隊を送るのはやめよう」って言っちゃえば簡単に多数派になっちゃうよね? でもそれにはちょっとしたワナがある。面倒を避けるために、みんながみんな誰かのせいにして無難に言うのを辞めておきましょう、と。

J:この前のダライラマの来日も、言いたいことが言えずに終わっちゃった気がする。確かに、無難に生きてた方がぶっちゃけラクだよ。

C:たぶんそのときはラクなんだよね。でも、自分の身に何か起こったときにも、そういう人は絶対に誰かのせいにするよ。

J:ジル=スコット・ヘロンの曲に「この革命はテレビ化される」って歌詞があるんだけど、そうなってる。メディアに左右される世の中だと思わない?







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