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Special Cover Talk

008 Candle JUNE with TERA



Candle JUNE(以下、C):北海道では今、生キャラメルが大人気なんだよね。

TERA(以下、T):そう。花畑牧場の生キャラメルが大人気で、それを作るのに近所で農業をやっていたおばちゃんたちが農業をやめてキャラメル作りのパートに出たりしているらしい。人気があるうちはいいけど、人気がなくなっちゃったらどうするんだろう・・・。

C:壊滅的だよね。生キャラメルで何百年も生活できるかは分からないけど、農業ならずっと、土や空気や水が清いものであれば、何千年までいけることは確かだから。動植物の生態系の部分で言うと、結局は人が何か中途半端に手を加えたところに関しては、責任を持って見続けないといけないんじゃないかなと思う。だから森も全部、人間が一回切り拓いて植樹したところに関しては、人間が面倒をみられるようにしていかないといけないんじゃないかな。林業がやっていけないから間伐(かんばつ)もできないではいけないよね。責任という意味でも間伐をして、その間伐材を有効利用していくこと、そして、いろんな数の調整を無駄にしないこと。感謝して使っていくことが、気持ちのいい循環を生むんじゃないかな。

T:だからあんまりたくさんものものを作り過ぎるのは違うよね。全てに言えることだけど、やり過ぎに注意というか。

C:例えば、ディジュリドゥが流行ったから全部それを作るために木を伐採するとかね。北海道に行ったのも、その土地での生活の知恵みたいなものが残ってるだろうと思って興味を持ったからなんだけど、結局、テラ君たちみたいな若い世代と繋がったことに、ある意味でリアリティがあった。テラ君たちがやろうとしているエゾシカのこともそうなんだろうと思うけど、北海道にはアイヌの人たちにしろ昔からその土地に暮らしている人の知恵が残っていて、その考え方を学んでいる若い人が多いと思った。今の若い世代の人たちが本能的になり直感的になり、その知恵を再認識して取り入れていってるよね。そういう知恵が身近に残っているところでも、東京とは違う北海道だからこその可能性を感じる。







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