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Special Cover Talk

008 Candle JUNE with TERA



Candle JUNE(以下、C):出会ったのは2000年だよね。初めて北海道を訪れた時に。

TERA(以下、T):でもマンガしか読んでなかったよね。喋ってくれないから、嫌なヤツだなぁと思って(笑)。

C:違う違う、テラ君が喋ってくれない人だなぁと思ったから(笑)。その時、テラ君のお店って、札幌の街中から外れた場所にある、すごくユルい感じの一軒家だったんだよね。そこに『黄昏流星群』とか『人間交差点』みたいなマンガがあって・・・。

T:カフェ兼雑貨屋さん兼みたいな感じで、旅の話をしながらお茶が飲めるような場所だった。

C:アイヌのことが知りたくて、当時アシスタントだったジャンボがアメリカやメキシコを旅した時に出会ったというテラ君を頼って北海道を旅することにしたんだけど、そこで『黄昏』ちゃったんだよね(笑)。そもそも北海道でお店を始めた経緯は?

T:高校卒業した頃から3ヶ月くらい働いて、3ヶ月くらい旅をすることを繰り返していたんだけど、でも、「これからどうなるんだろう?」という思いが常にあって。何がしたいか、何ができるかをずっと考えていたけれど、答えが出せなくて迷ってたんだよね。だから、自分にとって厳しい場所に行こうと思ってメキシコを訪れた。そこで出会った人たちの生き方に魅了されて始めたのが「ocho」。初めてメキシコに行ったのが1997年で、お店を始めたのが1999年頃かな。当時は丁度、面白い人たちとの出会いもたくさんあった時期だった。

C:もう10年になるね。メキシコのどんなところに惹かれたの?

T:色かな。あと、ラテンのノリ? 陽気なんだけど、ちょっと哀愁があって。明日死ぬかも分からないけど、笑って過ごそうっていうような。みんなそういう象徴としてのドクロを常に側に置いている。実は最初はブラジルに行くつもりだったんだけど、パスポートの有効期限が足りなくてブラジルに入れず、旅行会社の人にメキシコはどうかと勧められたのがきっかけなんだよね。







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