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Special Cover Talk

001 Candle JUNE with K-39



K-39(以下、K):実際には2001年頃から、自分が新島にできることはないかを考え始めてはいた。でも、イベントなんてやったことなかったし、もちろんお金もないし、手探り状態で…。ぼんやりと考えてはいても、なかなか実現できなくて。そうやって過ごすうちに、THEATRE BROOKの佐藤タイジさんを始め、SAKURAさんなど、いろいろな人と出会った。で、2005年の1月くらいに「やるなら今年だ!」と急に思っちゃった。細木数子の六星占術に、いい年だって書いてあって(笑)。

Candle JUNE(以下、C):分かりやすい(笑)。

K:今までイベントなんてやったこともなかったから、きちんとやれるか不安だったけれど、アーティストにも企画書を出して「協力してください!」って言っちゃったから、もう、やるしかなかったんだよね。そこから企画を詰めたり、スポンサーを探したりと大変だったけれど、物資を提供してくれる企業もあった。自分の“想い”は伝わるんだと思いました。

C:今回のインタビューにK-39を呼びたかったのも、“感動をもらったから返す”というような作業が、もっといろんな人にもできることを伝えたかったから。例えば、著名人やアーティストたちがどんなストーリーでここまで達成したのかも確かに大事なことだけれど、K-39を見ていると、それぞれの個人がそれぞれにできることを考える、その循環がすごく自然なんだよね。そういう人にはウソが無い。気持ちで動けるのがいいなって。出会ってきた人たちに自分のことを話して、島のことを話して、等身大で出来ることをしようとしていることに、とても共感した。

K:みんなが、新島もしくは「WAX」、もしくはK-39という人間に対して何かをやってくれる、助けてくれる気持ちがあるなかで諦める訳にはいかない。運営のことをいえば、1年目はほんとに難しかったし、2年目もほとんどトントンで、今やっと負担がゼロくらい。難しいですよ。でも、島の人たちの心を動かしたり、日々アスファルトジャングルに住んでいる友人が島に来て「最高だった!」って言ってくれたり。なにより、僕がベストを尽くしているから、それでいいんです。100%で投球してダメだったら諦めもつくじゃないですか。運営していくにはお金が必要だけれど、新島のために費やすならアリかなとも思います。






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