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Special Cover Talk

001 Candle JUNE with K-39



Candle JUNE(以下、C):新島に興味を持ったきっかけは?

K-39(以下、K):大学時代、日体大でライフセービングをやっていたんです。ライフガードにとって、新島はステータス。なぜなら、新島は日本で一番パワーのある、大きな波が立つ場所だから。日体大でも全部で約300人いたライフセービング部の部員のうちで30人しか新島には行けませんでした。そんななか、僕は運良く新島へ行くことができた。その頃から、新島にどんどん惹きこまれていきましたね。

C:初めての新島の印象は?

K:まずは島の人の良さ、自然に惹かれました。でも、僕が大学4年間を過ごした間にも年々観光客が減って、デザインの仕事でカリフォルニアから帰ってきた2001年頃には、ほとんど人がいなくなってしまった。そして、2000年の地震。ますます観光客が離れていくなか、島の人たちはサーフィン以外に、どうやって新島をアピールしたら良いか、迷っていたところがあると思うんです。僕は久しぶりに島へ行って、人がいない状況にとてつもない寂しさを感じた。そこで、世話になった島に、自分ができることはないかなと考え始めました。

C:自分はちょうどK-39が海外にいた頃、1998年にレイブパーティで新島へ行ったのが初めて。FUJI ROCKを始め夏の野外フェスはたくさんあるけれど、島というのがすごく新鮮だった。1年目、2年目と参加して、ようやく3年目で定着してきた時に地震があって…。船での輸送など、もともと島でやること自体にリスクがあるなかで、震度3〜5くらいの地震が続けざまに来る状況。それでも「新島は大丈夫だからイベントを!」という流れがそこにあったんだよね。でも、イベント当日の朝に大きな地震が来てしまった。イベントの内部関係者すらゴタゴタするなかで、島の人たちがすごく良くしてくれて、その時、新島は強いなって思った。

K:僕も新島の人たちには、本当に世話になった。だから、そんな島に恩返しをするためのイベントとして、ぼんやりと「WAX」を考え始めたんです。

C:普段、東京で暮らしていると、人とディープに関わることってあまりないよね。けれど新島は、ジャンルや年齢層を超えてコミュニケーションできる島。だから自分もいつか2000年の地震の時の恩返しがしたいと思っていた。そんな時にK-39から「WAX」の話が来たんだよね。






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