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Special Cover Talk

003 Candle JUNE with ∀KIKO



Mark(以下、M):一番初めにJUNEと一緒に世界を創ったのは、∀KIKOとJUNEの個展「kunne poru」で。会場に映し出す映像を僕が制作した繋がりで、北海道へも一緒に行って水晶を飾らせてもらった。新潟は日程が合わなかったんだけど、そこだけ飛ばしちゃうのもなと思って、フェリーで新潟まで行って、新潟経由で東京まで帰ってきたんだ。なんとなくみんなと同じような工程をたどりたいなと思って。それが縁で、改めてクラスカでも一緒にやったね。

Candle JUNE(以下、C):考えてみたら、Kunne poruからずっと一緒にやってるよね。

M:この前のクラスカで開催したエキシビションで、JUNEのキャンドルを買いに来るお客さんに石が好きな人がすごく多くて、その人たちに水晶を見せるのがすごく楽しかった。円形のカーペットで大きな水晶を真ん中に囲んで輪になってみんなが話してるのを見てると、なんとなく未来は明るいなっていう気分になる。他愛のない会話をしてるだけなんだけど、みんなの目がキラキラしてくる感じで。それを見ている僕が幸せだったというか。あ、ここにも僕の役割があってよかったな、って。そういうふうに僕の周りにいる人たちが輝きだすのを見るのが好きなんだよね。世の中には情報もすごく多くて、いろんなことで頭がいっぱいになってしまうことも多いと思うんだけど、そういう時に「蝋燭の灯り」や「水晶の光り」や、かたちは違うけど、そういう要素を持つものと向き合う時を持つことが好きなんだよね。

C:時間的なことで言うと、蝋燭はもっと一瞬のことだけどね。たくさんの人が亡くなった場所で蝋燭を灯していることって、すごく巡っているような気がしてる。寝かせられてるっていうのがいいなと思って。石油にしても水晶にしても、みんながいろんなことをやっている時間に、眠って着々と育っている訳でしょ?

M::水晶も蝋燭も、なかなか自分では移動できない。人間に役割があるとしたら、それをいろんな場所 に運んだり、話をしたりできることなんじゃないかって思うんだよね。

C:MARKはクリスタルとともに旅をする人、僕はキャンドルとともに旅をする人だね。

M:水晶が歩いて僕を運んでくれたらいいなって何時も思うんだけどね(笑)





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