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Special Cover Talk

002 Candle JUNE with TAKESHI HANZAWA



Candle JUNE(以下、C):実はさ、オレはハンちゃんよりもハンちゃんのお父さんの方を先に認識してるんだよね。よくパーティ会場で、スピーカーやらイントレに乗っちゃったりする人っているでしょ? ある時あるパーティで軽快なフットワークでイントレに乗っちゃってる人がいて、それがハンちゃんのお父さんだったの。ハンちゃんは、そういうとことかお父さんとそっくりだよね。パーティの写真も、パーティの上を行くすごい写真だった。

TAKESHI HANZAWA(以下、H):楽しみながらじゃないと撮れないんだよね。人との距離感とか。でもね、小さい頃は父はほとんど家にいなかったの。離婚もしてるし。1ヶ月に1〜2日だけ汚い格好して帰ってくる。それで一緒に箱根の温泉に行ったり。写真にはあんまり興味なかったけど、カメラマンになってからだんだんすごさが分かってきたかな。

C:カメラマンって、撮影の時に存在自体をすごく感じさせる人と、それを感じさせない人がいる。ハンちゃんは後者。フジロックのときも広島のときも、カメラマンとしての存在をあまり感じさせないのに、いつそんなに写真撮ってたの? ってほど、たくさんいい写真をくれる。

そういう血ってどうおもう? 家族や友達に限らず。職業じゃなくても、仲良くなる人がいれば、そうじゃない人もいたり。自分は何のために生まれたのかとかよく考えたりするんだけど、ハンちゃんは天職とかそういうこと考えたりする?


H:旅をしてから、より感じるようになったよ。メッセージをキャッチするみたいに。思い込みかもしれないけど、思ったことを続けていくうちに思ったようになるというか。最初にモロッコへ行った時に、自分の持ってるカメラで初めてモロッコのパーティを撮ったのね。その時に「あ、これかもしれない」って思った。なんにもない太陽の下のパーティ会場でシャッターを切った瞬間、運命的な出合いを感じた。それからずっと撮り続けてる。人とだって、不思議な出会いってあるよね。国も文化も違う人と「あっ」って思う瞬間がある。





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