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Special Cover Talk

002 Candle JUNE with TAKESHI HANZAWA



Candle JUNE(以下、C):今日はハンちゃんにインタビューをと思って、いろいろ考えてきたんだよね。なんか月並みな質問ばっかなんだけど(笑)、カメラマンとして話を聞く機会もあまりないだろうから、いくつか聞いていい? そもそもカメラマンになったきっかけとか…。

TAKESHI HANZAWA(以下、H):なんとなくかなぁ。仕事していくうちにカメラマンなんだって自覚した。運でここまできたようなもんだから。

C:そもそも目指してたわけじゃないんだ?

H:そう。高校を卒業してからやることがなくて、とりあえず英語を覚えようと思って、カナダに語学留学したの。経済でも勉強して、OLと結婚しようと思ってた。

C:そんなこと考えてたんだ(笑)。

H:結局、外国語学校は日本人だらけで、半年で挫折。親父がカメラマンで、その頃、毎年のようにインドとか行ってて。どんなところなのかなぁと思って、19歳の時にインドへ行った。そこでチラッと撮った写真を親父に送ったら「こんなモノは写真じゃない」と。でも、むしろ親父がカメラマンだったからこその反発もあって、そもそも写真には興味がなかったんだよね。

C:そこから純粋にカメラマンを目指したんじゃないの?

H:そこからがまた長いよ(笑)。写真というよりも、まずはインドに衝撃を受けて、いろいろなところへ行きたいと思うようになった。で、ある旅の途中、トロントからNYへ車で移動をしていた時、目が覚めたらたまたま飛び込んできたのが「フォトグラフィースクール イン エアポート」って看板。英語もまだ習得してなかったし、とにかくアメリカにいたかった。田舎の学校だから入れるんじゃないかと思って、なんとなくパンフレットを貰ったの。なんやかんやで無理やり入学して、遊んでるうちに英語も喋れるようになって、なんとか卒業できた。

そして卒業するときに学校が紹介してくれたのが、ハワイでウェディングの写真を撮る仕事だった。真剣にハワイで働くつもりでいたの。頭の中は、サーフィンして、写真撮って…っていう素敵なイメージでいっぱい。だけど親に猛反対されて、仕方なく東京でスタジオマンをやることにした。2年勤めたらハワイへ!と思いつつ。でも、たまたまファッション写真家と出会って、NYへ行くことになって、そこでファッション写真と出合った。で、初めて、コレは面白いんじゃないかと。

日本へ帰ってきたら、ファッション写真の仕事はいっぱいあったんだけど、あまり面白みがなくて。モロッコへ行ったり、アフリカへ行ったり、ヨーロッパへ行ったりして、パーティや風景を撮るうちに、自然といろんなつながりができてきて、JUNEくんとも出会って…。そんな感じで転々と、うまい具合につながってきてるんだよね。






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