毎年自分は広島、長崎原爆ツアーを
また六ヶ所村再処理工場や原発予定地を巡る旅
新潟中越地震などの震災場所を巡る旅をしている
テロや戦争と悲しみが起こった場所を灯す
そこから多くを学び、いつかその場所に感謝出来る喜びの日が来るように
その想いの始まりは“平和の火”や“9.11のテロ”
そういったものではなく実は新島での体験からだ
まだ世紀末の時代、盛り上がっていたレイブパーティ
そのシーンに自分も席を置いていた
2000年新島でのパーティ
隣に見える三宅島は噴火しているし
地震は震度3クラスがしょっちゅうある
イベントに近づくにつれ大きくなるその揺れは
ついにイベント当日の朝爆発した
その後あっという間に自衛隊や報道のヘリが飛び交い
そこかしこで緊急対策本部がつくられる
そんな島内に千人以上のぶっとんだ人種があふれ
その人達にむかって自分はメガホン片手に状況説明をする
人は非常事態だと自己中心的になる
山も崩れ建物も壊れ人の絆もひきちぎられた
結果これを境に自分はパーティシーンからはなれていった
地震は沢山のものを揺らした
でもそんななかでも島の人はやさしかった
島の人達の方がこれから先大変だというのに、自分達を気遣ってくれた
そのやさしさに強さを感じ
自分もこういう人になりたいと強く思った
島を楽しませてもらった2年間と最後の年の地震体験
あの日から強くなろうとそしていつかこの島に恩返しがしたいと思っていた
それからしばらくしてWAXのK-39と出逢う
その熱い想いは決して一年で終わる事はないだろうと思ったから
自分の出来る事で協力してきた
自分に出来る事は小さいけど出来ない事は友人を紹介した
自分達が始めたパーティもなくなり島のイベントもなくなる
“やっぱり新島でのイベントは難しいね”
そんなコトバはやっぱり聞きたくない
そんな意地だけで今回はパーティを開催する
ブライアンも自分も新島でたくさん遊ばせてもらった
その御礼がしたい
その想いをK-39が島に繋げてくれた
自分の遊びは遊園地なんかで遊ぶ事ではない
その場所とそこに暮らすもの達とのコラボレーション
多くの商品やイベントにはそれに見合った対価を支払う
自分は新島からもらったものをまだ返していない
このイベントをすることによって“ありがとう”が返せるかわからないが
自分やブライアン、K-39が遊んだ場所に線なんかひけないし
この島や、このイベントに値段なんか付けられない
できる事ならばイベントにきてくれた人はビジターというプライドをもって
島時間、島モラルを楽しんでもらいたい
お金でなく動いてくれた沢山のアーティストやスタッフ達に
“ありがとう”をはらってもらえたら
必ずこの島や海、食べ物や温泉、太陽や月、星空や島人達は
沢山のギフトを与えてくれると思う
またフリーパーティだからといって手を抜く事なく
自分自身がみんなにありがとうを言えるように最後まで楽しみたいと思う
遊び方を知っているすべてのパーティフリークに招待状を送ります
東京のワンダーランド新島で会いましょう
2008/9/8 JUNE
真剣な遊び心をもつブライアンと男気あふれるK-39に改めて感謝したい
自分の思うレイブパーティが帰ってくる ありがとう
また今までの自分をつくってくれた
民宿のあいちゃんと前田のおじちゃんありがとう
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